乱打戦の末に競り負け前年の敗戦の借りを返すべく、京都に乗り込んだ今年の定期戦。東大は初回に笠井の2ランで幸先良く先制点をあげる。その裏に先発の安原が3ランを浴び逆転されるが、堀口の適時打などで再度逆転し、4回まで3点をリードした。しかし、5回に安原が京大打線につかまり、9本の長短打を集中され大量8点を奪われてしまう。一挙に5点のリードを許し、これで万事休すかと思われたが、この日の東大は粘りを見せる。8回、一死満塁から鬼原が走者一掃の適時二塁打を放つと、なおも二死2、3塁から高橋が同点の適時打。さらに9回には鬼原、小島の適時打でついに勝ち越しに成功した。だが9回裏に落とし穴が待っていた。1点差とされてなおも満塁の場面から、押し出し死球で同点、さらに続くバッターにも押し出し死球を与え、まさかのサヨナラ負けとなってしまった。両軍あわせて計34安打27得点の乱打戦は、京大の2年連続の勝利で幕を閉じた。 |